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2013年2月21日 (木)

寒雀

オシドリの撮影を終えて駐車場へ戻る途中、川原に立つ木に沢山の雀が群れていました。
日本人にとって最も身近な野鳥である雀。農家等では大切な農作物を食い荒らす厄介な存
在でもある雀ですが、近年その数を急速に減らしつつあります・・その理由の一つとして、現
代の住宅の気密性が関係しているのでは無いかと言われています。人が住む環境を生息地
として選んだ雀は、人家の軒裏や瓦の裏等の僅かな空間を利用して巣を作りますが、気密性
が高い現代の家にはこの空間が全く存在しないのです。私は住宅を解体する仕事にも携わっ
ているのですが、古い民家を解体すると、必ずと言っても良いほど瓦の裏等から古い雀の巣
が出てきます。実は今回、古民家の修復の依頼を受けて山陰地方まで赴いたのですが、勿
論この古民家にも雀が巣を作る絶好の空間が沢山存在していました。日本の良き文化が詰
まった古い民家を再生して残すと言う事は、雀の貴重な生活圏も残すと言う意味合いもある
のだと、今回の山陰行きで思った次第でした。
さて、タイトルに付けた”寒雀”は俳句の冬の季語にも使われていて、本来は立春前までに使
う季語になるので、今の時期に使うのは相応しく無いのですが、小雪が舞う寒中に身体を円く
ふくらませて寒さに耐える様が、正に寒雀の言葉にピッタリだったので、敢えてこのタイトルを
付けてみました。
様々な表情を見せてくれる愛らしい雀。将来日本の原風景から消えてしまう・・なんて事が起
きない事を願わずにはいられません。

D7000 + 500mm f/4G

D70_3699_suzume
#1

D70_3558_suzume
#2

D70_3679_suzume
#3

D70_3653_suzume
#4

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